目次
テキーラはスピリッツ(蒸留酒)と呼ばれるお酒の一種です。ジン・ラム・ウォッカと並んで「世界4大スピリッツ」とされるアルコールであり、世界での消費量が非常に多く人気があります。4大スピリッツの中でもメキシコで作られていることが特徴で、多肉植物である「アガベ」「竜舌蘭」と呼ばれる植物を原料に造られています。
ショットグラスで勢いよく飲むイメージが定着しているテキーラ。アルコール度数が強そう・・・と敬遠している方が多いかもしれません。
しかしテキーラの度数は、実はウイスキーと同じくらいのアルコール濃度であり、極端に高いわけではありません。認定期間の規則で定められているテキーラのアルコール度数は35〜55%です。主流は40%前後であり、アルコール度が55%を超えるような強いアルコールのテキーラはそもそも存在しません。ビール(約5%)や日本酒(約16〜17%)に比べるとテキーラのアルコールは高いものの、同じ蒸留酒の中では他のスピリッツなどに比べると比較的控えめなアルコール度数になっています。
なおテキーラのアルコールが高いというイメージが浸透しているのは、おそらく“テキーラはショットで飲む”という飲み方の印象によるものです。そのためウイスキーのようにゆっくり嗜む飲み方をすれば、急激に酔いが回るのもある程度防ぐことができます。強いアルコールが苦手な方は、カクテルにして飲むという方法もあります。
- ・ハリスコ州・グアナファト州・タマウリパス州・ナヤリ州・ミチョアカン州で栽培されたブルーアガベを使用すること
- ・テキーラ村とその周辺で蒸留されたものであること
- ・原料のアガベを51%以上使用すること
- ・蒸留は最低2回行うこと
- ・最終アルコール度数が35%~55%であること
- ・人体に有害なメタノールが3mg/ml以下であること
- ・水以外に加えるメローイングの量は1%以下であること
引用元:テキーラ – Wikipedia
テキーラ造りでは、まずブルーアガベを収穫し、そこからアガベジュースを作り糖化を進めます。そのジュースを発酵させ、最低2回の蒸留を経てからろ過し樽熟成させてテキーラが造られます。
原料となるブルーアガベの産地や量、そして蒸留の場所や方法まではっきりと決められており、これを守っているものだけが「テキーラ」と呼ばれることとなります。このように明確な条件を定めることで、テキーラの味や品質を保っているのです。本場の美味しいテキーラを見分けるためには、まずはラベルにテキーラという記載がはっきりあるかどうか、そしてNOMと呼ばれるテキーラならではの製造者番号が記載されているかどうかを調べてみると良いでしょう。
原料となるブルーアガベを100%使用し、他のものは混ぜずに造ったテキーラのことです。ボトルに「100%アガベ」と書かれているのが目印です。
プレミアムテキーラはアガベ由来の味わいや風味を感じやすく、深い印象がありコアなファンが多いです。テキーラの中でも高級ランクの位置付けです。
ミクストテキーラはブルーアガベを51%以上と、さらに糖蜜など副原料を使用して造ったテキーラのことを指します。プレミアムテキーラよりも素直な甘さを感じやすいのが特徴で、飲みやすいため初心者の方やお酒にあまり強くない方にも人気があります。
ブランコは樽熟成を行っていない、もしくは熟成60日以内の若いテキーラのことを指します。熟成されていない分液体は透明であり、その見た目から“シルバー”の愛称で呼ばれることがあります。香りやクセは弱めであり、ハーブ系の味で初心者に人気があります。
ホーベンは樽熟成したテキーラをブランコにブレンドしたり、ブランコにカラメルで着色することによって造られます。クリアな味わいのブランコに程よく熟成したテキーラを加えることで、口当たりの良さはそのままに香りと旨味が増しているのが特徴です。
レポサドは60日〜1年の間、樽熟成させたテキーラを指します。黄色がかった色味をしていて、“ゴールド”の愛称で呼ばれることも多いです。熟成により旨味が引き出されており、アガベの持つ甘味とスパイス感をしっかりと感じられます。
アネホは1年以上3年未満、オーク樽で熟成させたテキーラです。アネホはスペイン語で“熟成した”という意味を持ちます。独特のバニラのような香りと、オーク樽の燻製のような香りを楽しめます。
エクストラアネホは3年以上の長期熟成をしたテキーラのことです。手がかかっている分、非常に濃厚で飲みごたえがあります。高級品の位置付けであり、高いものだと数十万するような銘柄もあります。
氷を入れたグラスにテキーラとオレンジジュースを順に注ぎ、グレナデンシロップを入れて完成です。好みによってフルーツを添えてもOKです。オレンジジュース系の味わいで飲みやすいため、お酒が苦手な方にもおすすめのカクテルです。
?テキーラフェスティバル?
?パロマ?メキシコで一番人気のスタンダードカクテル、パロマ。
グレープフルーツとテキーラの相性は抜群!
ほんの少し加えた塩が味を引き締め、さっぱりとした飲み口は蒸し暑いこれからの時期にぴったりです?
一杯目に是非お試しください? pic.twitter.com/ZfgRGGz8Ne— BookCafe&Bar 十誡 (@zikkai) May 30, 2020
氷を入れたグラスにテキーラとグレープフルーツジュース、トニックウォーター、塩を入れる工程で完成です。さわやかな味わいで飲みやすく、海外人気の高いカクテルです。
テキーラとキュラソー、ライムジュースを良くシェイクし、グラスに注ぎます。グラスのフチに塩をつければ完成です。人気のあるカクテルで、バーでも準備している所が多いです。ライムの代わりにレモンを使用しても良いです。
テキーラは比較的ボトル1本が高く、プレミアムテキーラや熟成年数が長いアネホのテキーラでは数万円を超えることがあります。中には日本で入手しづらい銘柄もあり、テキーラの人気は今後も続くことが予想されています。
もし自宅に飲まないテキーラのボトルがある方は、買取専門店の査定に出してみるのも一つの方法です。なぜならテキーラは蒸留酒であり自宅保管でも痛みにくく、未開封であればそれなりの値段で売れることが多いためです。
なおリンクサスでもテキーラの買取の相談に対応しています。お酒に詳しいプロの査定員がきちんと銘柄やシリーズの価値を査定するので、安心して査定依頼をしてみてください。
リンクサス洋酒買取詳細ページはコチラ
パーティーシーンやカクテルの材料として、老若男女問わず愛されているのがテキーラの魅力です。テキーラにも種類があり、熟成年数や色合い、そして材料の比率などで味が変わってきます。
テキーラの種類と違いを知れば、より一層テキーラが楽しめるでしょう。なお飲まずに保管しているボトルは査定依頼もできるので、ぜひ利用してみてください。
ウイスキー買取はこちら 高級ウイスキーの代表格であるサントリーの「山崎」。店頭では簡単に買うことができず[...]
ウイスキー買取はこちら 響はサントリーが誇る最高級のブレンデッドウイスキーです。昨今のジャパニーズウイス[...]
ウイスキー買取はこちら この記事ではサントリーの人気ウイスキーである「シングルモルト白州」の抽選情報につ[...]
ウイスキー買取はこちら 国産ウイスキーに注目が集まる中、人気ブランドの一角として名を馳せている「イチロー[...]
ウイスキー買取はこちら ウイスキーを美味しく飲むためには、正しい保管方法・保存方法を知っておきたいところ[...]